Toledo
スペイン最大の規模を誇るトレド大聖堂は1226年に着工され、
およそ270年もの時を経て完成されたそうです。
このカテドラルが完成された頃、日本は室町時代で、
ちょうど同じ頃、銀閣寺が建立されました。
その頃の日本では、まだ想像もつかなかった芸術文化かもしれませんね。
カテドラル内で一番の見どころは昨日ご紹介した祭壇衝立ですが、
その次に目を引いたのは、
天井にまで届いている主祭壇。
注に浮かんだキリスト像。
アーチ天井も美しく、首が痛くなるほど眺めていました。
主祭壇と向かい合う様に造られた空間には、
上下二段にイスを設けた聖歌隊席があります。
折りたたみ式になっているのイスを始め、
背面から上部にかけても彫刻がびっしり。
グラナダ戦争や聖人が彫られているのですが、
そここに彫り込まれた天使を見ても
同じものが一つとして無い事に驚きました。
上部に設けられたパイプオルガンには豪華な金装飾が施されています。
聖歌隊の美しい歌声と、パイプオルガンの音色が重なった時、
どの様な世界が広がるのか・・・ 聞いてみたいですね。
美術館の様な聖具室には
エル・グレコの「キリストの聖衣剥奪」を始め、
多くの素晴らしい絵画を見ることが出来ます。
礼拝堂は22もあって、一つ一つを丁寧に見ていたら、
それだけで多くの時間を費やしてしまいそうです。
他にも、カメラを向けたくなる彫刻やフレスコ画が沢山。
そして、美しい光に溢れているカテドラルでした。
今回も拙い説明文と写真にお付き合い下さった皆様に
感謝いたします。
ありがとうございました <(_ _*)>
by mawa-photo
| 2018-07-19 07:00
| 海外旅行